トップタツノの仕事・製品設計 設計部 設計1グループ S.I

INTERVIEW

製品設計

設計部 設計1グループ

S.I

2015年入社/エネルギー化学専攻

地球環境に優しいエネルギーを
届けるために何ができるか。
その模索が仕事を前進させる力。

ノンスペース型
ガソリン計量機の開発。
新たな環境配慮型製品への
チャレンジ。

私が所属する設計部設計1グループでは、ガソリン計量機の筐体設計やノズルかけなどの外装部品の設計、計量機のデザインなどを行っています。今、私が担当しているのは今年春にスタートした新たなプロジェクトです。タツノにはガソリンスタンドで発生する気化したガソリン(ガソリンベーパー)を液化・回収(リカバリー)する環境配慮型製品がありますが、私のプロジェクトもこのべーパーリカバリーに関するものです。ガソリン計量機の一つに、スペースを有効活用したノンスペース型があります。
ノンスペース型とは、天井に吊り下げ、上から給油口が下りてくる懸垂型計量機です。このノンスペース型計量機にベーパーリカバリーの機能を付けた新タイプの計量機開発に取り組んでいます。私は大学では環境問題に興味があり、エネルギー関連を研究テーマとしました。今回のプロジェクトのテーマであるベーパーリカバリーは、環境保全に密接に関わるものなので、自分がやりたかった分野にチャレンジする機会に恵まれ、非常にやりがいを感じながら開発を進めています。

自分の考えが
新たな製品としてカタチになる。
そこにある確かな手応えと
仕事の喜び。

ノンスペース型計量機にベーパーリカバリー機能を搭載することは、タツノが進めてきた環境対応型ガソリンスタンドへの社会貢献の一つとしてベーパーの回収製品開発の社会的重要性を改めて実感しています。しかし、ノンスペース型計量機にベーパーリカバリー機能を付けることは、決して簡単なことではありません。給油口が天井から下りてくる構造ですから、給油ホースは天井で巻き取られます。まず、給油口で発生するベーパーを、どのような機構で回収するか。私たちは給油ホース内の限られたスペースの中に、ケーブル、べーパー、ガソリン、それぞれが通る3つの通路を設計し、給油ホース内と巻き取り構造の最適化の検討を進めています。そして、ベーパーを回収する仕組みですが、課題は山積みです。一つひとつ着実にクリアし、来年度中の量産化を実現したいです。自分の考えが、新たな製品として徐々にカタチになっていくことに、今までとは異なる確かな仕事の手応えを感じています。

連携・協働のための
コミュニケーション。
人を巻き込む力で
プロジェクトを動かす。

今回のプロジェクトは、自分が主体となって決めなくてはならないことが多く、責任の大きさを実感しています。そして、今まで以上に重要だと感じているのが、他部署との連携・協働のためのコミュニケーションです。製品開発というのは一人ではできませんし、同じ部署のメンバーだけでもできません。研究部や設計部電子グループ、製造部、営業部、外部協力会社も含め、多くの人が関わりプロジェクトは進んでいきます。だからこそ、円滑で密なコミュニケーションは不可欠と感じています。多くの人と関わることで、私自身も確実に知識が増えスキルが向上するなど、技術者としての成長も実感しています。今のプロジェクトを必ず成功させ、ベーパーリカバリー機能を搭載したノンスペース型計量機を世の中に送り出したいと思っています。今後も、環境性能の高い製品開発に携わっていきたい。地球環境に優しいエネルギーを届けるために、当社に何ができるか。そのことを意識し、模索しつつ業務に取り組んでいきたいと思っています。

WORKFLOW

1日の
仕事の流れ

  • 8:30
    出社/メンバーのスケジュール確認。
  • 8:40
    朝礼/スケジュールや伝達事項の確認。
  • 9:00
    始業/メールチェック。
  • 9:30
    耐久試験装置の稼働
  • 10:00
    3Dモデルの作成
  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    耐久試験の確認
  • 13:30
    試験部品の内容を確認
  • 15:00
    耐久試験の結果を踏まえ再設計
  • 16:00
    再設計した部品を組み込み確認
  • 17:30
    退社

OFFTIME

オフタイム

6歳の頃から現在まで続けているのがピアノ。今も教室に通い、先生からの指導を受けています。年に一度発表会が平日にあるのですが、有休が取りやすいので毎年参加することができています。リフレッシュのためにジムにも通い始めました。タツノはオンとオフの切り分けがしっかりできる会社。オフの充実で、オンの業務にも集中して取り組むことができます。

WORK

タツノの仕事

エネルギーインフラを支える社員たち。
日々の仕事が社会への貢献、
自身の成長につながる。

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