COMMON KNOWLEDGE
タツノの常識
タツノの社員なら誰もが知っていて当たり前のことでも、世の中ではあまり知られていないことが、実はたくさんあります。
その中からタツノならではのマニアックかつ重要な5つのキーワードをピックアップしてご紹介します。
常識.1
ガソリンスタンドの地下には
巨大なタンクが眠っている
ガソリンスタンドのどこにガソリンが貯蔵されているか知っていますか?スタンドを見渡しても、それらしきものはきっと見つけられないと思います。なぜならガソリンは地下に埋設したタンクに貯蔵されているからです。その貯蔵量は約1,000台の車に給油できる量に相当する巨大なタンクです。しかもタンクはひとつだけでなく、複数埋められています。更に、地下にあっても、どのくらいのガソリンが入っているか、漏洩していないかを検知できるセンサーも取り付けられています。
常識.2
給油のノズルは
電気を一切使っていない
セルフ給油で満タンになったときに給油が自動停止する「オートストップ機能」。実は電気を一切使っていません。発火の恐れがあるため、ガソリンが直接触れるところに電気を使うことはできないのです。給油中はノズルの先端にある検知口から空気を吸い込んでいますが、満タンになると油面が検知口を塞いで空気が吸い込まれなくなります。これにより満タンを検知し、給油が自動停止されるメカニカルセンサーを採用しています。
常識.3
ガソリンスタンドをつくるには
消防署の事前許可が必要
「消防署」というと消火活動での活躍をイメージする方が多いかもしれません。実はガソリンスタンドは消防署の許可を得てから工事をする必要があります。新設工事はもちろん、セルフサービスのスタンドにするための改造工事、計量機の交換工事に至るまでタツノの国内営業は消防署に何度も足を運びます。ガソリンは消防法で危険物に指定されています。安全・安心なガソリンスタンドをつくるために、消防署への相談は欠かせません。
常識.4
タツノのガソリン計量機は
「機械遺産」に認定されている
「機械遺産」は、歴史に残る機械技術関連遺産を文化的遺産として後世に伝えていくことを目的に、一般社団法人日本機械学会が2007年に設立した制度です。これまでに初代新幹線など約100件が認定されています。その機械遺産に1922年にタツノが開発した「特許タツノ式ガソリン計量機 型式25号」が認定されました。5リットルまたは1ガロンごとに正確な量を給油することができる日本で最初の機械式定量給油機能を持った画期的な製品でした。
常識.5
タツノはガソリン計量機を
自社検査して出荷できる
ガソリン計量機などの取引や証明に使用される特定計量器は、構造や正確に計量できるかの検定を受けることが計量法で定められています。今までは県職員が来て検定を行っていましたが、現在では自社検査で出荷しています。これは製造・品質管理能力について厳しい審査をクリアし、経済産業大臣から「指定製造事業者」に認定されているからです。自社検査で出荷が可能なことは、特に海外のお客様には驚かれることもしばしば。技術力や品質の高さを感じていただけるようです。